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映画「ベイルート」ネットフリックス限定配信作品視聴感想

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ベイルート

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トランプ×金会談が終了後
この映画がネットフリックスでアップロードされるというのは
いささか不思議な感じであり
意図を感じてしまったけど。以前から配信予告があったようで
私の意図は外れた。

この映画を見る前の事前情報として
レバノンにイスラエルが侵攻した時代
パレスチナ・ガザ・イスラエル・ヨルダン」といった
難しい地域の話を理解しておく必要があり
地政学に詳しくないとなぜPLO(パレスチナ解放軍)が
レバノンにいてはダメなのかとか
イスラエルとレバノンの関係性について理解できない場面もあるかと思う。

難しい話はこの辺で
物語の根底にあるのが「善意」と「悪」だろう。

 

なぜ「メイソン」が呼ばれたのか

メイソンはレバノンのアメリカ大使館のお偉いさんという
ポストにありながら自宅でパーティー中に
襲撃にあい妻+養子に迎えいれようとした「カリーム」を失う。

10年後にカリームはメイソンの同僚「カル」を誘拐したとして
メイソンは再び墳丘の地レバノンに降り立つ。

メイソンは嫌な思い出を忘れるべく酒に溺れていたのだが
同僚「カル」が誘拐されたとあって
交渉人として活動することとなる。

 

カリームの目的とは

カルを誘拐したのは兄ナジャールを救出する為
数か月前にイスラエル国境付近で突然姿を消したとして
イスラエルが誘拐したのではないかと探り
イスラエルと親交のあるアメリカに対して交渉相手を選んだ。

また交渉相手が13歳の頃誘拐された
「カリーム」。
カリームは23歳となり少年から大人になっていたが
彼は活動家として人格が形成されていた。

メイソンはカルを救出すべく
カリームと交渉を続けるも交渉は難航。
カリーム側が業を煮やしてカルとメイソンを接触させ
期限として6時間以内にカルとナジャールの人質交換を要求。

カリームの目的は兄を助け
レバノンをパレスチナの脅威から守る事だろうが
彼の活動は破壊的な目的がありインティファーダと繋がる事になる。

 

カルを助けたいメイソンとは裏腹にCIAが動かない理由

劇中にメイソンはカルを助けようと必死に奔走するも
CIA連中は動こうとしないのには理由があった。

カルが誘拐される数か月前に
カルはCIAの横領疑惑の情報を持っていると知り
ナジャールをイスラエル国境付近で誘拐し
イスラエルからPLOに引き渡したのではないかと推測。

PLOとしては改革開放運動をしている運動家を捕まえ
処刑することが狙いだろうが、
カルの存在が痛手となっていたCIAは
カルの存在を消す口実として交渉に前のめりではなかったと思う。

たまたまカル誘拐が口消しとして
歯車があったのでCIAはメイソンを交渉人から外すように命令。
まぁメイソンがその事実に気づいた頃に
カルを救出していたのは言うまでもない。

 

クライマックスまでハラハラする展開に

中東交渉というので短期決戦が基本で
交渉事となると代償として「金」「人質」が基本となる。
メイソンが最後に交渉した相手は500万ドルを要求したが
390万ドルで手打ちしたのだが
結局のところその半値以下で交渉成立した。
というより交渉相手の頭にレーザーサイトをあて
そのままナジャールを貰い金の入ったアタッシュケースを
持ち去るという暴挙に出る。

 

メイソンとはポーカーをやるな=ハッタリ野郎

ということになる。

さらにメイソンがカル解放交渉に至るまでを
CIAは無線傍受しておりCIAはカリームの兄を解放させる前に
暗殺したようと企てる。

カリームはメイソンを信用しておらず
メイソンとカルを引き換えに人質交渉をし
カルをアメリカ側に返したらカリームの兄を解放する手はずだったが
カリームの兄はメイソンに銃口を向けた瞬間に
スナイパーライフルで射殺されてしまう。

もしかしたらこれも

「メイソンとはポーカーをやるな」

になぞられてるかもしれない。

 

久々面白い映画だったけど
少々現実問題とかけ離れてる気がした。
人質交渉とCIA横領疑惑を無理やりつなげて
レバノンイスラエル侵攻の時代とリンクさせてしまったのは
こじ付けに近い感じもした。

 

 

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