ラスアス2クリア後の感想「THE LAST OF USは神ゲーだった」「アビー要らない」「胸糞展開多すぎ」

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「THE LAST OF US 」は神ゲーすぎた

ジョエルとエリーの旅路はウソを隠したまま終わるという結末でユーザーにそのあとの展開を想像させる感じで終わらせてくれてストーリーが好きだったTHE LAST OF US(ラスアス)だったが、今作PART2に限ってはストーリーはおろかなぜ出してしまったのかという疑問がクリア後に感じてしまった。

購入前に前情報あまり入れずに買って発売日早々にプレイしたが、序盤から衝撃の展開というよりマッタリ始まって急にスコーーーンって落とされてしまっていきなり復讐の旅に出させられる感じがユーザーを完全に置いてけぼりにさせられてしまった。

ラスアス冒頭はパンデミック前の状況から兄ジョエルと弟トミーとジョエルの娘サラが町から脱出する所から始まるのでこれから三人にどのような結末があるのかはプレイするユーザーに委ねてくれてジョエルが娘サラを失ってから数十年の月日が経って生きる感情すら失った所から始まるのでプレイヤーとしてはジョエルに感情移入しやすかった。またエリーも噛まれても免疫があることから感染しない負い目を感じながら生きていてジョエルと交流しながらも成長していく姿も描かれていてまるでロードムービーを見ているかのような展開が好きでした。

続編であるPART2はそこらへんの余韻が全くなく唐突にくる映像だけが降ってきた感じだし、これは開発者サイドの意図かもしれないが、過激な描写を見せる事でユーザーに怒りを見せつけたかったのかもしれない。本当この辺の演出は前作の方が見せ方的には上手かったように思える。

今作はダメな点が良い点より目立ってしまって残念だし、ダメな点が目立ちすぎてしまって良い点がかき消されてしまったのもある。これから自分が感じたダメな点を紹介。

点と点のストーリーで終始納得がいかない展開が多い

ラスアス2のテーマは「復讐」。続編はジョエルではなくエリーが主人公でジョエルが生かした事でエリーが真実を知ってしまいファイアフライの残党を片っ端から駆逐していくという感じのものかなーって思ったが、見事に予想をぶち壊して叩き割るような展開になってしまった。

まず新キャラとなる「アビー」の存在。アビーはジョエルにとって天敵であり復讐相手となる。理由は父親がジョエルによってやられてしまったのでその復讐を果たす為にジョエルがいるジャクソンを突き止める。仲間のオーウェンからジャクソンの場所を教えられ単身突入しようとするも道中感染者に襲われ窮地になるもパトロール中だったジョエルとトミーに助けられてしまう。

ゲームではここまで分かりやすく描かれておらず唐突なイベントによってジョエルとトミーとアビーという三人が登場しこのままジャクソンにいくのかなーって思いきやアビーがジョエルに対してショットガンを足元にむけて発砲、そのままアビーの仲間に吊るし上げをくらいボコボコにされてしまうのは完全に点という表現になってしまっていた。

なぜそのような事をしたのかというのを上手く見せる展開にすればアビーの仕打ちには正当性があったのか?というユーザーの問いに応える形でゲームが進行できたのだが、ここから怒涛の如く物語が進んでしまうので完全にやってる身としては「え。」な展開が続いてしまった。

そのあとジョエルの仇を取る為にエリーはアビーを探す旅に出るんだけど、シアトルという場所だけで終始してしまって結局のところ旅をしている感は全くなかった。というより前作は車移動や馬で移動だったりがあったけど、スケールとしてはかなりショボって感じになっている。マップのスケーリングだけ増やしてユーザー的に満足させようとしたのか。

続編は「点と点の表現」が多いしムービー途中に殴られ場面展開が多すぎて完全に使いまわしてるなーって感じが目立ってしまった。ストーリーとしてアビーの復讐とエリーの復讐が交差させたかったのならアビーとして単体のストーリーにすればよかったのだが、なぜかPART2に盛り込みすぎてしまい結末も陳腐なものにまでなってしまった。正直胸糞感だけが残ってしまったので終わった後の気分の悪さは今でも残ってしまっている。むしろ買った事さえも後悔してしまってる。

アビーをプレイさせるという開発者側の意図について

物語がある程度進むと突然アビーをプレイする事になる。アビーなんてジョエルをボコした天敵なのにそれをプレイさせるってどうゆう神経してんだって思ったが、アビー側の動機を見せつける事でアビーはジョエルに対して復讐を果たした正当性を見出したかったのか?って感じ。個人的にはアビーは要らない存在でした。またアビーをプレイする時間がエリーをプレイする時間より多かったのも解せなかった。

憎い相手をプレイするって胸糞悪さすらあったし、それをプレイしてアビーに感情移入できなかったのも分かる。アビーは単体のストーリー(DLC)でアビーの背景を魅せる演出の方が良かったのではと思ってしまうくらい要らない存在でした。

登場人物による死が多すぎて胸糞悪い展開が多い

前作は死という映像を魅せる事はあまりない。むしろ残酷な表現を魅せないでいかに「免疫を持つエリーに命を託すのか」という事で人は命の襷を繋いでいったような演出が好きだった。ただ、今作は残酷な表現すら魅せる演出に使われてむしろこれを魅せる意味って何よって思ってしまう事も。ジョエルをボコボコにするシーンとかトラウマレベルだし、エリーが復讐を果たす為にウルフのメンバーを次々と粛清していく姿も結構やばかった。後、エリーの友人でもあるジェシーの死が唐突すぎてもはや空虚なものになってしまった。

本当に人の「生」に対してここまで無価値な演出を魅せつけられてしまうと生きる事って何だろうって思ってしまう。突然ある日銃で頭を撃ち抜かれるといった想像がないうえにそのような鬼気迫る状況になったことがない。この演出には賛否が出てもおかしくないだろう。ホント胸糞悪いという表現しか見つからない。

終わりなき復讐は酷い結末しか生まない

このゲームのテーマでもある「復讐」は多くの犠牲を見せ、残されたものの苦悩を描いた点は評価できる。ただ、残された者が正当な罰を与えることができない(法の秩序がない世界)ことがこのゲームの世紀末感があったりして結局「やるかやられるか(仁義なき戦い)」の世界になってしまってあいつをやればこっちもやられを繰り返してしまうので何も生み出さずに残された者の消えることがない記憶と憎い相手への復讐心しかない。

結局このゲームにハッピーエンドを求めるのが野暮なのかもしれないが、救いのないいわゆる鬱ゲーと言われるジャンルだけあって気分は相当重たくなる。プレイした後に残る残尿感は他ゲーでは味わえれない。

ただ言えるのが続編としては神ゲーではない。今現在も海外レビューは酷評が伸びているのも分かるが、ラスアス3があるとしたらエリー主人公ではなく全く別の主人公を用意すべきだろう。

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