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5月24日に映画が公開される
「空母いぶき」ですが、
私はこの映画をまだ見てないので
映画に関しては内容はわかりません。
ただ言える事がありますので
今日論じます。
佐藤浩市発言の炎上の経緯
まず俳優佐藤浩市氏が
「ビックコミック」のインタビュー記事で
「内閣総理大臣役:垂水慶一郎」の役柄について
「まだ僕らの年代では体制側の立場を
演じる抵抗感が残っている」
ということをインタビューで答え
次の発言が基で炎上しちゃったわけです。
それが
「彼(垂水慶一郎)は、ストレスに弱くて
すぐにお腹をこわしてしまう設定にしてもらったんです」
ここで腹痛に弱く+総理=安倍晋三という
キーワードが連想されて炎上。
この映画は公開前にして
佐藤浩市発言によりYahoo映画レビューは
低評価の嵐となったわけです。
YouTubeでも投稿して
映画を拝見しないというのを
宣言してる人がいるし、
Twitterでは百田尚樹氏が
このような発言をしているし、
追随して色々な保守派が嫌悪感を露わにしている。
佐藤浩市の「下痢する首相にしてもらった」というインタビュー記事が、大炎上してる。
おそらく明日あたり制作会社がコメントするだろうな。
「記事は実際のコメントとは違う。間違ったニュアンスで伝えられた」とか何とか…。
今頃、スタッフがその文章を必死に作っているとこかな。ご愁傷様やで。— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) May 12, 2019
佐藤浩市氏はロバート・デ・ニーロみたいにふるまいたかったのかな。デ・ニーロの反トランプもカッコ悪かったけど、役を受けておいて、他人の持病(しかも難病)を揶揄し脚本書き換えさせて「反体制」した気になるなんて激しくカッコ悪い。というか、あの役、他の役者さんのほうがはまったと思うけど。
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) May 12, 2019
三流役者が、えらそうに!!
何がぼくらの世代では、だ。
人殺しの役も、変態の役も、見事に演じるのが役者だろうが! https://t.co/UReRTd6KNe— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) May 12, 2019
ここからこの映画に関するよりも
この保守派論客たちが
なぜ「安倍晋三」という男を
ここまで擁護するのかはさておき、
なぜこの映画を観ずして
低評価をする哀れな日本人が増えたのか
という問題について触れておこうと思う。
そもそも低評価をする理由
低評価自体私はあるべきだと思う。
単純に作品の良し悪しを
個人の判断で評論するのだから
全然ありだし、今後もあるべき。
むしろ全部の作品が
「忖度」で「好評」ばかりだと
マジ気持ち悪いから。
それよりも気になるのが
「Yahoo映画」で低評価してる連中です。
あれは正直どうかしてますね。
そもそも政治的な意図で
見ないという判断は個人がすべきなのに
「この映画は俳優がこんな奴だから
絶対に見ない方がいい」
という意見を促すのはいかがなものか。
Yahoo映画とは作品を論評すべき場であって
政治的な意図で作られた映画かも
分からない作品を見ずに
低評価するというのは
先人たちもさすがに「今の日本人は
ここまで感情的に流されてしまったのか」
という風に思うかと。
一人の俳優の発言で
作品全体が「悪」「低評価」「クソ」
という風に決めつける社会に
「私は絶対におかしい」と思うし、
今の保守論客は安倍批判したら
物凄くアレルギー反応をするのも
ハッキリ言って「異常」。
安倍批判をしてた野党連中と
正直何ら変わりないレベルにまで
堕ちたなぁって思いますね。
この映画まだ見てない人は
とりあえず見てから論じた方がいい。
全てはそこから始まるよ。
実際見て佐藤浩市氏が演じた
「垂水慶一郎」よりも
作品全体を見て
「この映画はやっぱりクソでした」
という論じ方をした方がかっこいいと思うよ。
正直Yahoo映画レビューには
がっかりしましたね。
あそこまで荒れてしまうとは。
私は映画ばかり見てる人たちの集まりなので
「寛容で冷静でしっかりとレビューをしてくれる」
そうゆう人たちの集まりだと思っていただけに
本当にがっかりです。
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